【adexの音が漏れてますよ】どの業界でも生成AIの扱いは変化していくはず
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先日配信が始まった「Hidden Color」ですが、お聴きいただけましたでしょうか? もしよろしければ聴いてみてください。
この曲は、ジャズに対する造詣などまったくない私が、ふと思いついたクリーントーンのギターフレーズを広げていって、バンド風のアレンジとエレピやベースのソロとの掛け合いでジャズっぽさを表現しました。実は一度ボツにしていた曲だったので、なんとか公開できてホッとしています。
で、今回の【音が漏れてますよ】は「Hidden Color」とはまったく関係ないAIについての話をしたいと思います。ChatGPTの登場から生成AIなるものが普通に触れるようになって、一般的にもかなり身近になった気がします。
ズブの素人の私の拙い知識で「AI」といえば“人工知能”のことだと思っていました。しかし現在復旧している「生成AI」はそれではなく、“データから新しい情報やコンテンツを生成するAI技術”で、過去のデータに基づいて新しく生成されるものらしいです。
そのスジの人に言わせると「生成AI」は“汎用人工知能(AGI)”でも“人工超知能(ASI)”でもないという話です。私が初めて「AI」という言葉を聞いたのはもう数十年も前でしたが、進化を続けてきたことは容易に想像できるとはいえ、目指すところはまだ先のようです。
素人の私がこんな事を呟いていると、たとえチラ裏的な呟きであってもエロい人に何か言われるといけませんのでこの辺りにしておきますが、私が携わっている音楽や写真、また文章作成において指示を出すだけで立派なコンテンツを生成してしまいます。
最近ではニュースの記事や映像やBGMなどにも生成AIで作られたものが多く見られますし、すべて生成AIで作成されたミュージックビデオなども見かけるようになりました。最近公開されたIT系やビジネス系サイトのほとんどの記事は生成AIネタで埋め尽くされています。
その方面では、人が作ったか、生成AIで作ったか、の方がフォーカスされている様子も見かけて、ある記事の文頭に「この記事はAIの力を使用せず、手動で書いています。」と書かれている記事を見かけたりしてちょっぴり笑いました。
いろいろな生成AIが登場していますが、音楽関係でポピュラーなのは「SUNO」です。前述の例によって音楽の世界でも「人」か、「生成AI」か、の分別に躍起になっている向きもあります。まあこういったコンテンツについては著作権の問題がありますから無理もないとは思います。
音楽の世界では昔から新しい製法や聴き方が生まれる度に争いが起こってきました。レコードやCDなどの録音物から一部をサンプリングして自分の曲に取り込んで表現する手法は、ループ音源やワンショット音源として今ではとてもポピュラーな制作手法です。
しかしサンプリングもこれまで何度となく権利の面で揉めてきた歴史がありますが、ここ最近ではそういった揉め事さえも生成AIに取って代わられた印象があります。本来音楽とは自由なものなので、収益の有無がなければ何をしようと問題ありません。
ただ生成AIで作られたコンテンツについては責任の所在が曖昧なので、収益が発生しちゃうとそれは当然揉めますね。ただ一般的に音楽は12音階しかない上にコード進行には著作権がないので、人でも生成AIでも似たような曲になる事があるのは避けられないかも知れません。
とても良い曲ができたと思っていたら、自分が知らなかっただけですごく似た曲がすでにあったなんて事もありますね。以前私が体験したのは、当時のヒットメーカーが作ったヒット曲のメロディが、自分が以前に作ったメロディと数小節にわたってまったく同じだったことがありました。
驚いたのと同時にちょっとした自信を持ったりしてw SUNOみたいにすべて作ってくれちゃう生成AIもありますが、Apple Logic Proのセッションプレーヤーようにパートだけ生成してくれるAIもあります。また作詞だけをやってもらったりその逆もあったり、ミックスやマスタリングにAIが使われたりもしています。
そんな膨大なケースを睨んで生成AIを見張っている業者もいて、これのここはAIですね?(ドヤッ!!)みたいなw 楽器ができなくて歌も歌わないDTMerがプロのトラックメーカー、プロデューサーになったりする時代なので何でもありかと思いきやそうではないです。
リアルな打ち込み音源が流行ってきたときには、ソロ楽器とギター以外のパートは仕事がなくなる。なんて言われていましたが、音楽に限らず生成AIによって仕事がなくなる人がいると騒いでいる人がいます。ただそういう職種もないとは言いませんが、そんなのは生成AIに限らずこれまでだってたくさんありました。
まあ炎上してくれないと喰っていけない人種もいるので、これからもそういったネガティブなことは言われ続けるんでしょう。生成AIに限らずこれまでも既存のビジネススタイルに合わない形態の脅威が現れると過剰に反応して排除しようとする業界が多いです。
今回もそういう面が見えない訳ではありませんが、AIが進化してくるとそんな既得権はまったく通用しない世の中になりかねないと思っています。例えばプロンプト指示の熟練度やセンスによって生成される結果に違いができるので、それに特化したエキスパートがでてくるでしょう。
そうなるとAIの所有者が誰かということになってきますが、自動運転や自動運転ドローンなどはそれらを所有している人が所有者になるとAIが言っていました。ただ、スタンドアローンではなくネットワークで繋がっているAIの場合、その判断は難しいのではないかと個人的には感じています。
またまたエロい人にツッコまれそうなネタになってきましたので止めておきますが、どの業界でもAIを使用する上での“落とし所”は出来てくると思うので、その変化に柔軟に対応していくことがクリエイターとしては大事になってくると考えています。
私は音楽でも写真でも“自分を表現できた”と胸を張れるものができるのであれば、ツールとしてAIを使っていきたいと今は考えています。そこに過敏になっている取引先には出しませんけどね。でもいずれ変化していく筈です。そうでなければ抵抗している者自体が終わってしまう可能性が高い気がします。
しかし今でもいろんな生成AIと会話しながら仕事をしている私は、老後AI以外に話し相手がいないなんてことが普通に起こりそうでw いや、起こりそうというより間違いなくそうなりますね、今のままでは。まあ話し相手がいるだけマシかも知れません。
それではまた。
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